|→ 効果のある育毛剤を選ぶ
◆ 期待される育毛剤の作用
・毛乳頭細胞の増殖を促す(毛を太く早くのばす)
・毛母細胞の分裂を促進する(毛髪幹細胞の増殖)
・毛包周辺の血流増加(抹消血管の拡張など)
・頭皮の環境改善(皮脂抑制、殺菌、抗菌、抗炎、保湿、など)
・ヘアサイクル休止期への移行阻止(成長期の延長)
・ヘアサイクル成長期への移行促進(休止期の毛包を成長期へ移行させる)
この様に、育毛剤の成分も作用も多彩ですが、育毛(発毛)を促進するポイントは大別すると2つになります。
@毛母細胞の活性化
A頭皮と周辺の血流改善
市販されている育毛剤は、このどちらか又は両方の作用を持っています。
が、これ以上の作用は無いと考えた方が良いでしょう。
(もし有れば、今頃世界中で大騒ぎです)。
◆ 「毛母細胞の活性化」、「血流改善」さて、どちらにするか
一概には言えないのですが、次を目安にすると良いと思います。
1. 「毛母細胞の活性化」が向いている人
・全体的に豪快な人(「神経質で線が細いタイプ」では無い)
・血行も強そうな感じの人。
・血行不良では無いが、ある時期から髪が細く、短くなってきた人
・ボリュームも減ってきた人。
2. 「血流改善」が向いている人
・寒くなると手足が冷える人。
・細身、胃腸が弱い人。
・目の疲れが出やすい人。
・肩凝りがある人。
・ある時期から急に抜け毛が増えてきた人。
少なくとも6ヶ月は使ってみる必要があります。毛母細胞の活性化」、「血流改善」の成果が現れるにはある程度の月日が掛かります。
手ごたえを感じるには6ヶ月は必要と多くの経験者が感じている様です。
前頭部や頭頂部が薄くなりはじめた場合にはAGAが疑われますので、早めに診療機関で診察をうけるのがベストだと思います。
========== 売れ筋育毛剤一覧 ==========
■男性専用■
ダブルインパクト | ||
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唐辛子カプサイシンと大豆イソフラボンが知覚神経を刺激してIGF-1を産生する事で発毛を促す、今注目のサプリ。 |
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男性専用 | ![]() |
ナノインパクト | ||
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ナノインパクトシリーズの育毛剤。抜け毛予防の特長は皮膚に浸透しやすいナノ粒子。 |
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男性専用 | ![]() |
■男女兼用■
M-1育毛ミスト | ||
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M-1ミストは分子ピーリング技術。頭皮の汚れや酸化皮脂を除去する抜け毛予防育毛剤。毛根に栄養を与え、毛細血管の血流を改善。頭皮を蘇らせて抜け毛予防する育毛剤。 |
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男女兼用 | ![]() |
薬用ポリピュア | ||
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ポリリン酸の力で毛乳頭を目覚めさせ発毛促進。今迄とは違うアプローチの育毛剤で抜け毛予防。発毛命令を毛乳頭へ送るポリリン酸。 |
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男女兼用 | ![]() |
薬用凌駕 | ||
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薬用凌駕は長年に渡る発毛システム技術の提供・共有。独自のルートによる発毛メカニズムの斬新な解析と有効成分の解析から生まれた育毛剤が抜け毛予防。 |
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男女兼用 | ![]() |
■女性専用■
リリィジュ | ||
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薬用リリィジュは「抜け毛を予防・防止」、「コシのある太毛」、「髪にハリ・ツヤ」など多くの女性から支持されている育毛剤。4つの有効成分、天然保湿剤(桐葉エキス、桑白皮エキス)、植物エキスを配合して女性の抜け毛を予防する育毛剤。 |
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女性専用 | ![]() |
花蘭咲カランサ | ||
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『花蘭咲』は、エビネエキスの他に柑橘やハーブなど9種類の植物エキスを配合。界面活性剤や乳化剤などは使用していない女性の抜け毛予防専用育毛剤。 |
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女性専用 | ![]() |
ケモア | ||
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レパゲルマニウムを始めとする有効成分が頭皮のターンオーバーを正常化。女性の頭皮の血行を促進し、毛乳頭を活性化して女性の抜け毛を予防する育毛剤。 |
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女性専用 | ![]() |
◆ 育毛剤の主な成分◆
育毛剤の主成分は、血管を拡張して血行を良くする成分と考えて先ず間違いありません。
そこに毛母細胞を活性化する成分と、殺菌剤や香料、僅かながらの栄養成分が含まれている程度です。
ですので、あくまで頭皮環境を整えるものと考えるのが良いと思います。
髪は常に抜けては新たな髪が生えることを繰り返しているため、まったく抜け毛のない人はいません。
また、抜け毛の数も元々ある髪の本数が人によって違うため、一概に何本以上であれば多いともいえません。
しかし、大体の目安としては1日100本くらいまでなら問題ないといわれており、それをはるかに上回る抜け毛がある場合は薄毛になる注意信号と考えられます。
とはいえ、1日に抜けた髪を集めて本数を数えるのは大変です。
抜け毛が多いかも…と感じたら抜けた髪を見てみます。
太く毛根が適度な丸みで膨らんでいる髪よりも、細く毛根もあまり膨らみがない髪が多い場合は、ヘアケアの仕方に気をつけたほうが良いかもしれません。
◆ 女性用育毛剤
昔は、薄毛と言えば男性のイメージでしたが、最近では女性でも薄毛に悩む人が増えています。
それに連なり、女性用の育毛剤もここ数年でたくさん発売されてきました。
それで、男性用と女性用の育毛剤はなにが違う?
そもそも育毛剤の特徴は、
@頭皮の血行を促進させる。
A頭皮の皮脂の分泌を抑える。
B頭皮の毛根細胞を活性化させる。
C男性ホルモンの分泌を抑制する。
などが挙げられます。そのうちの一つ、C男性ホルモンの分泌の抑制は、女性には当てはまりません。
また、@やBは元々女性ホルモンの作用で、血行も促進されていて、毛根細胞も活性化されています。
ですので女性の場合は特にAを重点に考えれば問題ありません。
男性用は、女性用に比べ、刺激が強く成分も強いものが配合されています。
男性は、頭皮が油っぽくなる傾向が強いですが、女性は、乾燥しがちです。そのため、女性用の育毛剤は保湿成分が含まれていることが多いのです。
妊娠中や出産後は、抜け毛が増え、薄毛に悩まされる人も多いかと思いますが、間違っても男性用は使わないでください。
刺激が強い分、お腹の中赤ちゃんや人体に悪影響を与える可能性がありますので、きちんと女性用を使ったほうが良いです。
◆ 育毛剤の代表的な成分
作用 | 成分名 |
血行を促進する成分 | セファランチン、ニコチン酸、 ミノキシジル、ニンニクエキス、センブリエキス、タンジン、センキョウ、 サンショウ、オウギ、カンキョウコウカ、トウキ、イチョウエキス、 ジアルキルモノアミン誘導体、ショウキョウ、朝鮮ニンジン、ニンジンエキス ミノキシジル、オタネニンジン |
男性ホルモン活動抑制 | 安息香酸エストラジオール、 スピロノラクトン、 オキセンドロン、 ジエチルスチルベストロール、 リモネン、 ノコギリヤシエキス、 フィナステリド |
皮脂抑制・除去 | オドリコ、 カシュウ、 グリチルリチン酸(ジカリウム)、 ビタミンB6、 ホホバオイル |
毛母細胞・毛根細胞活性 | パントテン酸カルシウム、 ペンタデカン酸グリセリド、 ニコチン酸アミド、 ミノキシジル、 チクセツニンジン |
殺菌作用 | ヒノキチオール、 イソプロピルメチルフェノール、 サリチル酸 |
保湿作用 | アロエエキス、 プラセンタエキス、 トレハロース、 メイグイファ |
その他 | 新陳代謝を活発にする、フケを抑制する、かゆみを止めるなどの目的で種々配合されている。 |
◆ 育毛剤のリスクのある成分
● 安息香酸エストラジール
男性ホルモンの活動を抑える成分ですが、実は女性ステロイドホルモンのことです。
ステロイドホルモンのリスクはアトピー性皮膚炎の治療で良く知られています。
このホルモンの感受性は人によって個人差があり、肝機能障害を起こす場合があります。
過去、ステロイドホルモンで違和感を感じられた方は控えた方が良い成分です。
● レゾルシン
殺菌、抗菌、防腐作用の成分として使用されます。
現在では医薬部外品のみ表示義務のある成分で、配合量が規制されている記載成分です。
蛋白質溶解作用があるため、皮膚・粘膜に炎症を起こす可能性があります。
● タカナール
感光素301号とも呼ばれ、細胞に活力を与える成分です。
配合量が規制されている記載成分で、アレルギーを起こす可能性があります。
◆ 男性型脱毛を改善するが女性禁忌物
● 塩化カルプロニウム
副交感神経を刺激することで血管を拡張して、血流を促進する成分で多くの育毛剤に使用されています。
但し神経を刺激するため、発汗やふるえ・吐き気などが出る場合もあります。
● ミノキシジル
元々は経口降圧剤としてアメリカで開発され、肩・手足・背中の発毛を起こす副作用を髪に応用できないかと研究され「ロゲイン」の商品名で発売された成分です。
現在では日本でも「リアップ」の主成分として有名です。
男性型脱毛にだけ有効の成分です。
また、次の方は、使用前に医師に相談するよう、説明書に記載されています。
・薬や化粧品でアレルギー症状をおこした人
・高血圧や低血圧の人
・心臓または肝臓に障がいのある人
・むくみのある人
ミノキシジルには次の様な特性も報告されています。
・リバウンド:止めると一気に抜けることがある
・耐性があり1〜2年で効かなくなる。
● フィナステリド
医師の処方を必要とする飲み薬(プロペシア)の主成分です。(日本では未承認で保険適用外)
5アルファリアクターゼU型のみをブロックし、働きを抑制する成分です。
ディヒドロテストステロンの産生を抑制して抜け毛を防止しようとするものです。
したがって男性型脱毛にだけ有効の成分です。
製薬メーカの文書では次が記載されている様です。
・肝機能障害のある人には使用しない
・妊娠している女性には使用しない
・授乳中の女性には使用しない
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次の条件を満たしたものは『良いシャンプー』と考えて差し支えないと思います。 適度な洗浄力がある、 泡立ちが木目細やかで持続性がある、 手指の滑りが良く、すすぎで簡単に落とせる、 頭皮や毛髪に刺激がなく、安全性が高い、 洗い上がりの仕上がりが良い |
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育毛因子IGF-1(インスリン様成長因子-1)と言う物質が育毛の世界で話題になっています。 IGF-1育毛理論は、岡嶋研二博士らの研究グループの画期的な発見に基づいて、15年間かけて作られた新たな理論です。 |
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シャンプーではしっかりと洗浄し、かつ過剰洗浄はしなくて髪をケアする抜け毛ケアシャンプーセレクトは、難しいのですが、使用している方は抜け毛予防の為、洗浄成分を気にしている様子です。 |
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全国には抜け毛や育毛を外来で診療する病院もあります。日頃頭皮ケアしているのに結果が思わしく無いと感じられたら思いきって外来診察する方法もあります。 |
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